「自然のゆらぎ」を「ひとの暮らし」に取り入れたい
何かとストレスが溜まる現代。
どうしたら、みんなが笑顔で安らぎ、健康になるのだろう?
その答えを見つけて、少しでも実現させていきたいと思っています。
現代のストレスや食生活、社会環境は脳を疲労させ、脳の神経細胞の劣化を早めています。
そしてスマホ、パソコン、タブレット、ゲームなどの電磁波、ブルーライトは、折角の脳の疲労回復機会である「睡眠」の邪魔をしています。
ブルーライトによってひとは常に活動している状態になり、人間本来のオン、オフの生活リズムを崩しています。
人間は自然のリズムに合わせることで体内時計を働かせ、睡眠と活動を区別してきたのに、現代の住まいは自然と人間を隔離してきました。「高気密、高断熱」住宅もその一つです。
昔の日本の家屋では、南に広葉樹を植え、夏の日差しを遮り、冬には日差しを取り込んでいました。又その木の光合成により上昇気流を起こして、北側から風を取り込み、家の中を通り抜け、南側に風を逃がして気流を作り、肌で風を感じていました。
又、花や緑の匂いを嗅ぎ、風、鳥、水などの音を聞き、木の実や野菜、ハーブを食べて、季節の花や新緑、紅葉を眺めるという五感で自然を感じることで「ゆらぎ」が起こり、生活のリズムを作っていました。
現代の住宅は重厚な床、壁、天井で囲われて温度、湿度は常に一定に保たれており、短期的には非常に快適ですが、自然の風、香り、音や食、色の「ゆらぎ」からは遠ざけてきました。果たしてそれが幸せで豊かな生活空間なのでしょうか?
私たちの祖先の床、壁、天井は地面、森、空であったはず。
私たちの祖先は自然と共存して暮らしていたはず。
床を地面に
壁を森に
天井を空に
より近づけ、より一体化して、より仲良くして
自然の「ゆらぎ」を「ひと」の暮らしにもっと取り入れていきたいのです。
そしてみんなが笑顔で安らぎ、健康になるようにしていきたいです。
この記事へのコメントはありません。